2014年11月2日日曜日

下世話な記事にも意識が研ぎ澄まされる

ASKAの覚醒剤事件に関する下世話な雑誌記事で、以下のような記述を見つけた。

「もとより栩内さんは、パソナ傘下の会社で秘書を務めていた。その後、南部さんの覚えがめでたくなり、彼の秘書業務を任されるようになった」(元幹部)

覚えがめでたくなり? Googleで調べてみると、古語では「覚え」が評判や寵愛を意味し、「めでたし」が「素晴らしい、見事だ、立派だ」という意味になるという。そして一応は現代語の「覚えめでたい」で寵愛を受けるという意味に、繋がるようである。

それにしても「覚えがめでたい」を、現代において実際に会話で使う人がいるのはちょっと驚きである。

また、古文の勉強をしていると、それがセンター試験程度であっても日本語に対して意識が研ぎ澄まされるのは、自分に生じた興味深い変化である。

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