2014年8月24日日曜日

ONとOFFの切り替えの意味

ONとOFFの切り替えの重要性を語る方をネットや書籍で時たま見かけるが、私にはその重要性が分からなかった。休みの日は休み、平日は仕事や勉強をする、そんな事は当たり前ではないか。

ところが最近、この切り替えの重要性に気付き始めた。なかなか自宅では勉強できないのを悩んでいたのだが(予備校では勉強できる)、ようやくその原因が分かり始めたのだ。その原因は結局、ON/OFFの切り替えを意識していなかったことである。私がこの切り替えの重要性に長年気付かなかったのは、「ONとOFFの切り替え」という表現に原因があるように思う。

OFFの度合いが上がった状態で、ONとなるタスクは避けるべきだ。OFFの度合いが上がる前に、ONとなるタスクを片付けておかねばならない。

このように表現してくれれば、ONとOFFの切り替えの重要性にもっと早くに気付けたのに、と思う。

具体的には、次のようなことだ。例えば、勉強は風呂に入った後は避けるべきである。風呂に入って寝巻きに着替えると、精神的に身体的にもOFFの度合いが増した状態になり、これから気持ちをONに戻して勉強するのは心理的にハードルが高くなってしまう。そのため、ズルズルと別の事(テレビを見たりなど)をしてなかなか勉強できない。そこで、風呂に入る前に予備校の自習室などで勉強を完了しておくのだ。一日の終わりで少々汗臭く、疲労感を感じるのだが、風呂に入ってリフレッシュする前に勉強を完了させた方が好ましい。

同様に、ONの度合いが高い状態でOFFとなるタスクも避けるべきだ。例えば帰宅直後からお酒を飲んだりWebサーフィンするべきではない。それらは風呂の後にするべきなのだ。これも、風呂の方が飲酒やWebサーフィンに比べるとONの要素が強く、ズルズルと飲酒などをしてしまい入浴の時間が遅くなってしまう。

そして、もっと一般化して考えて見る。人の一日は、朝起きてOFFの状態から始まり、日中に向けてONの状態を高め、夕方から夜にかけてOFFの度合いを増して就寝に至る。これらの各時間帯で、その状態に合ったタスクを行うべきなのだろう。一週間というスパンでも、月曜日からONの状態が段々と高まり週後半からOFFの度合いが増して、休日に至る。こちらも、各日のON/OFFの度合いに合ったタスクを割り振るべきだろう。

まとめると、人のON/OFFの状態には度合いと周期があり、各状態に合ったタスクを割り当てるべきだ(加えて、各タスク間にも相対的なON/OFFの度合いがあることに留意。私の場合、風呂は勉強に対してOFFの度合いが高いが、飲酒よりはONの度合いが高いタスクである)。これが、「ON/OFFを切り替える」が実際的に意味する所だと思う。

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